朝ドラファン必見！神田の老舗甘味処にタイムスリップ

朝ドラで話題の甘味処

現在放送中のNHK朝の連続ドラマ「虎に翼」では、お茶の水・神田周辺が舞台の一部になっています。

その中でも毎週のように登場する「甘味処 竹もと」のモデルとなった「甘味処 竹むら」と、その周辺の老舗店を改めてご紹介 します。

神田エリアの飲食店の記事はこちら→周辺特集⑤：伝統の味を求めて。神田エリア12選

味わい深い魅力のある3スポット

昭和5年創業「甘味処 竹むら」

クリームあんみつは、連日大行列の理由がわかる味わい

戦前の神田で創業し、長年にわたって本格的な汁粉を提供し続ける伝統的な甘味処 です。

素材にこだわり、北海道産の小豆とグラニュー糖を使用して作る自家製のこし餡やつぶし餡は、優しい甘さと深い味わいが特徴です。

カリッサクッ食感の揚げまんじゅう(2個〜)はテイクアウトにもおすすめ

春から夏はあんみつや氷しるこ、秋から冬は揚げまんじゅうや粟ぜんざいなどが人気です

お店は木造3階建てで、東京都選定歴史的建造物に指定されています

明治17年創業「神田まつや」

北海道・長野・茨城などの国内の産地から厳選した良質なそば粉を使用し、江戸前の手打ちで仕上げています。

独特の歯応えと食感の手打ちそばもさることながら、ぜひ味わっていただきたいのがまつや特製のかえしで作られた蕎麦つゆ。

濃厚でコクがありやや辛めの蕎麦つゆの味付けは、これぞ江戸前蕎麦

竹むらを含めて、第二次世界大戦の東京空襲で焼け残ったお店のひとつで、東京都の歴史的建造物に選定されています

平成25年創業「マーチエキュート神田万世橋」

かつてJR中央線神田駅～御茶ノ水駅間にあった万世橋駅の高架橋が、ショップやカフェが入る商業施設に生まれ変わりました。

足を一歩踏み入れれば、そこはまるで隠れ家のような空間。

歴史と現代が融合した独特の雰囲気が魅力のスポットです。

150mも続くアーチ型の通路

「1912階段」：1912年(明治45年)4月に万世橋駅の開業とともに作られた階段。一歩踏みしめるたびに歴史の息吹を感じることができる、ノスタルジックなスポット

旧万世橋駅の駅舎は、東京駅の設計者である辰野金吾が、ドイツ人設計技師のアドバイスのもと設計しました。ターミナル駅として栄えた様子がジオラマ模型で再現されています

神田川沿いのオープンデッキでは、購入したものを飲食しながらゆったり過ごせます

施設内には個性的なショップが入っていて、非日常感が楽しめます。その一部をご紹介します。

「root C」：スマートフォンのアプリから注文すると、あなたが来る時刻に合わせて、最新のAIカフェロボットがスペシャルティコーヒーを淹れてくれます。できたてのコーヒーはロッカーで受け取ることができ、革新的な体験が楽しめます。

「常陸野ブルーイング・ラボ」：10種類のフレッシュなドラフトビールや、ビールにぴったりのおつまみを取り揃え、ビール好きには堪らないお店です。ビールのもととなる麦汁造りも体験できます。

その他、ノンアルコール＆ローアルコール専門バーなど珍しいショップが並んでいます。

タイムスリップの旅へ

古民家カフェなどが流行っていますが、神田は100年以上続く老舗が軒を連ねています。

古き良きものと新しきカルチャーが融合した魅力ある街を、秋風を感じながら訪れてみてはいかがでしょうか^ ^

◆2019年12月以前の記事→https://www.kashi-salon.com